第27回シングル厨のつどいオフベスト4構築「ガルーラバンギクレセリア」

こんばんは。
第27回シングル厨に参加してきました。

結果としては
ガブリアスブロックを8勝1敗でグループ1位抜けした後
準決勝で負けてベスト4でした。

準決勝で負けたことはとても悔しいですが
ここまで来れたのは初めてだったので嬉しかったです。
スクリーンに映された時は緊張で死にそうでした。



この構築は前回のあめオフの構築を改良した物となります。

第2回あめおふ!使用構築「ぎゃるーらで勝つーら」 - バンギの飼い猫レパルダス
改良しようと思ったきっかけは、メガガルーラメガゲンガーの道連れによる
強引な相撃ちで見ている構築が多いと感じたからです。
そこで、相手のメガゲンガーを迅速に処理することができれば
メガガルーラをさらに快適に動かすことができるのでは、と思いました。
因みに上記のアイコンは採用順に並んでいます。


ガルーラ@ガルーラナイト いじっぱり・肝っ玉
181(4)-161(252)-100-X-100-142(252) 181-194-120-X-120-152(メガ進化時)
・猫だまし 捨て身タックル 地震 炎のパンチ

この構築の主役。
猫捨て身地震+炎技という点では前回と変わりませんが
火炎放射ではなく炎のパンチを採用、Cに努力値を割く必要がなくなったので
素直にASの個体です。

炎技が火炎放射の場合、エアームドを含む受けまわし構築や
コットンガードを採用したエルフーンを相手にした時非常に動きやすくなります。
しかし受け回し系統の構築の少なさとガルーラのSを切った弊害を考えると
炎のパンチを採用したAS個体が適切だと思いました。
エルフーンも以前と比べて使用率が落ち着いた印象です。

A194炎のパンチ
・177-177メガハッサムが確定1発
・181-162ナットレイが確定1発
・172-211エアームドが80〜96の乱数2発(71.69%)

猫だまし+捨て身タックルの火力が認知されすぎたために
以前のようにメガヘラクロスなどを吹き飛ばすことが容易ではなくなってしまいましたが
(猫だましを打った時点で裏に引かれる)
それでも捨て身タックルの火力に助けられた場面は数えきれません。

(メガガルーラの使う)猫だましもとても強い技で使用頻度がとても高かったです。
この構築自体が、相手のポケモンに対してこちらのポケモンを後出しして
試合の流れを掴んでいくことが多いので
他のポケモンで相手を削り強引にガルーラ圏内に入れるのが強かったです。



バンギラス@ラム いじっぱり 201(204)-177(52)-130-X-152(252)-81
・噛み砕く 追い打ち 岩雪崩 吠える

この構築で2番目に入ってきたポケモン
最初にも述べましたが、ここ数カ月自分がガルーラ入りの構築を使っていて
メガゲンガーの道連れによる強引な1:1交換でガルーラを見ている人が
あまりにも多いと感じました。
そこで追い打ちにより相手のゲンガーを逃がすことなく処理できるバンギラスを採用。
相手の道連れによりバンギラスが処理されてしまったとしても
ガルーラが処理されるよりはマシです。

配分ですが、最初は何も考えずにHAぶっぱで使っていましたが
メガゲンガーの気合い玉で殺されてから配分を変えました。
身内であるぴざ君が提案してくれた配分で実際に今回のオフでも活きたので
彼には感謝しています。

A→成功追い打ち+砂ダメ1回で159-109メガゲンガーが確定
HD→C222メガゲンガーの気合い玉を砂下75%で耐える

また、ゲンガーの他にも当然クレセリアにも強気に動くことができます。
本来ならば噛み砕くで大きく削りたいところですが
追い打ちを連打して砂と合わせて半分くらい削り
ガルーラの捨て身タックル圏内に入れることが多かったです。

こちらの悪技が追い打ちしかないと考え、月の光(回復量は少ないが)で粘り
ゴツメダメージを稼ぐ動きをしてきた場合に噛み砕くをよく使いました。

技構成に関してですが、噛み砕くと追い打ちの他に今回は
岩雪崩と吠えるを採用しました。

岩雪崩はファイアローに対する打点としてはもちろんのこと
この構築が、クレセリアポリゴン2で相手に麻痺を入れることが多かったので
苦手な相手を運で突破することも時には可能になります。
外しが怖いですが怯みの力を再認識させてくれる技でした。

吠えるもかなり使用頻度の多い技で
ゲンガーが鬼火を連打してバンギラスが火傷状態で場に残ってしまった時に使います。
この場合、大抵ガブリアスハッサムマリルリなどの起点にされます。
ゲンガーを処理した場合、バンギラスはほとんど用済みなので吠えるを連打しながら
退場してもらうようにしています。
特にマリルリの腹太鼓に対して吠えた場合、勝手に体力が半分になり
勝手にオボンの実が消費されます。



クレセリアゴツゴツメット 図太い 227(252)-X-189(252)-95-151(4)-105
サイコキネシス 冷凍ビーム 電磁波 三日月の舞

前回のオフと全く同じ個体です。
ガルーラ+クレセリアの相性の良さはもはや周知の事実。
今さら説明することが無いです。

技ですが、この構築はメガガルーラを活かす以上
どうしても相手のクレセリアポリゴン2といった高耐久ポケモンが苦手となります。
そこで毒々を採用しようと思ったこともありましたが
どの技も同じように頻繁に使ったため今回は採用を見送っていました。

しかし結果として上記のポケモン、特にポリゴン2が重い構築となってしまったため
毒々を採用するべきだったと今は非常に感じています。
今回のシングル厨では、ポリゴン2が思ったより少なくて助かりました。



ポリゴン2@進化の輝石 図太い・トレース 191(244)-X-152(228)-127(12)-116(4)-83(20)
イカサマ 冷凍ビーム 放電 自己再生

先ほどのクレセリアと同様、その耐久力を活かして試合の流れを引き寄せるポケモン
ガブリアスマリルリといった大半の物理ポケモンはもちろん
ゲッコウガギルガルドなどもわりと安定して見ることができます。
Sに多く割いたマリルリや、毒キングシールドギルガルドはやめてください。

技構成はわりとテンプレですが
放電の枠は電磁波との選択、と思っている方も多いと思います。
どちらが良いのかはなんとも言えませんが
自分の場合は放電にして正解だったとはっきり言うことができます。

放電にすることで相手のファイアローに多少抗えるようになり
また、(メガ)ギャラドスに対する打点を持てるようにもなります。
ファイアローは大抵鬼火や挑発から入ってくる場合が多いので
最初の1発は抜群で入ることが多かったです。
羽休めで粘られたとしても麻痺の可能性を考慮するとわりと有利に動くことができます。

C127放電で
185-89ファイアローに88〜104の乱数2発(76.6%)
153-89ファイアローに88〜104の確定2発
201-122ギャラドスに128〜152の確定2発
171-150メガギャラドスに52〜62の乱数3発(36.7%)

メガギャラドスの身代りを壊せることも重要。

また耐久面ですが、自分がポリゴン2を相手にしていて辛かったことが
メガガルーラの捨て身タックル2発を相手が有利な乱数で耐えられてしまうことでした。
そこでダメージの乱数が動くB152まで今回は振りました。

A194メガガルーラの捨て身タックルを86〜103の乱数2発(31.43%)

Bに252振りきればA194メガガルーラの捨て身タックル2発で倒される乱数が5.64%まで
下がりますがCもSも切れませんでした。
Sも20降ると大抵のギルガルドは抜けるため非常に安心感を得ることができます。



エルフーン@食べ残し 161(204)-X-147(228)-98(4)-103(60)-138(12)
ムーンフォース アンコール 宿り木の種 身代り

前回と技構成は変わりませんが配分を変えました。
A182ガブリアス地震を身代りが75%で残ります。
Sは同族意識で12振りました。
今思えばBに244振って身代りが残る確率をもう少しあげれば良かったです。

エルフーンを使わなくなった人は結局自身が生む択が嫌いと口を揃えて言います。
しかし私からすると、択になることは嫌いだがそれ以上に強いポケモンという印象です。
使う上で意識していることは
「択を外した場合に裏のポケモンリカバリーできる方の技を選ぶ」
つまり、自分にとってリスクの少ない技を選ぶということです。

クレセリアポリゴン2といった低火力高耐久のポケモン(後者はイカサマがあるが)を使う上で
身代り(挑発)+積み技を持ったポケモンに起点にされてしまうことは
避けては通れないことです。
最近ではメガバンギラスやメガギャラドスが身代りなり挑発を持っているのでこいつが重宝します。



シャンデラ@拘りスカーフ 憶病・もらい火 135-X-110-197(252)-111(4)-145(252)
・オーバーヒート 火炎放射 シャドーボール トリック

この構築で最後に採用されたのがシャンデラです。
すりぬけじゃないの?という声があがるかもしれませんが
拘りトリックができて相手のメガヘラクロスメガルカリオに強めのポケモンを探していたら
スカーフシャンデラにたどり着きました。

トリックはたしかにメガストーン持ちに効かないXY環境では使いにくい技でしたが
構築単位でカバルドンポリゴン2が重かったために泣く泣く採用。
使いにくいといっても、シャンデラのトリックはあまり読まれることがなかったです。
大半の人がシャンデラ=すりぬけと思っているからかはわかりませんが
クレッフィオーロットの身代りに対してこいつを投げるとよく交換されます。
仮にすりぬけならばトリックもありませんしね。

C197シャドーボール
167-115メガゲンガーが156〜186の乱数1発(62.5%)
159-115メガゲンガーが156〜186の乱数1発(81.3%)
192-103オーロットが174〜206の乱数1発(50%)
167-170ギルガルドが104〜126の確定2発
227-151クレセリアが116〜140の確定2発

C197火炎放射で
145-90メガルカリオが確定1発
187-125メガヘラクロスが162〜192の乱数1発(12.5%)
192-103オーロットが確定1発
167-170ギルガルドが116〜140の確定2発

C197オーバーヒートで
187-125メガヘラクロスが確定1発
167-170ギルガルドが確定1発

A197メガルカリオの噛み砕くが110〜130の確定2発
A197メガルカリオ地震で確定1発
A222ギルガルドの影打ちが92〜110の確定2発
A222ギルガルドの珠影打ちが120〜143の乱数2発(37.5%)
C182ヒードランの大地の力が112〜132の確定2発

今作では鋼タイプにゴースト技が等倍で入るようになったこともあり
上からシャドーボールを打っているだけで相手のパーティを半壊させることもありました。
197というC実数値を持っておきながら度々火力がもう少し欲しいと思う場面が
ありましたが、それでもメガゲンガーを抜けることは大きなメリットです。



今回のオフでは予選で9試合、決勝トーナメントで3試合の計12戦しました。

ガルーラ  ○○×○○○○○○ ○○×(12/12)
バンギラス −−−−−−−○− ○○×(4/12)
クレセリア −−×−○○−−○ −−−(4/12)
ポリゴン2  ○○−○○−○○○ ○○×(10/12)
エルフーン −−−○−−○−− −−−(2/12)
シャンデラ ○○×−−○−−− −−−(4/12)

やはり今回もガルーラは全試合選出、パーティのコンセプト的にも当然といえば当然です。
改めて振り返ってみるとポリゴン2も非常に活躍してくれました。
自分で使うと、とても強力ですが相手には使ってほしくないポケモンの代表ですね。
放電を採用してから選出率がぐっとあがりました。

他のポケモン達も出した試合では役割と果たしてくれて
この構築にとって不可欠な存在であると再認識させられました。
一番選出が少なかったのはエルフーンでしたが、出した2試合では
相手のメガバンギラスが舞って全抜きすることを見事防いでくれました。

どうでも良いかもしれませんが
見せ合いでエルフーンの隣にバンギラスシャンデラを置くことで
起点作り+竜舞・小さくなると思わせることができればなぁと思ってました。

基本選出となる3匹は正直無いですが
ガルーラ+クレセリアorポリゴン2+αが多いです。
勿論クレセリアポリゴン2を同時に出すこともあります。

αの部分は相手のパーティによってその都度変えていきます。
例えば相手のパーティに
ゲンガー→バンギラス
ファイアローギャラドスポリゴン2
バンギラスエルフーン
受けループやカバルドンからの展開、ピクシー→シャンデラ

まだまだこのポケモンに対してはこいつを出すというのはありますが
とりあえず一例として。


構築単位で重いのはトリックルーム+高火力アタッカー。
トリル下でのアタッカーとなり得るメガヘラクロスメガクチートには
正直こちらのしたい動きが全くできないです。
シャンデラの枠はまだまだ改善の余地があると思うので誰か案をください()
結局準決勝ではトリル+メガヘラクロスにボコボコにされてしまいました。


とはいえ、シングル厨という大舞台で準決勝まで進むことができて
とても達成感はあります。
因みにサブロムの方でこの構築をレートで回し1500スタートで1790までは無敗でいきました。
その後レートの闇に呑まれなかなか1800にいけず()、最終的に
勝率約7割で2107までいきました。

主催であるトルンさん、スタッフの方々及び絡んでくれた方々にはとても感謝しています。
楽しくポケモンをすることができました。
来週のキツネの社にも出る予定なので
もし行く人がいればそちらでも宜しくお願いします。
構築が無いのでとてもピンチです。

乱雑な文章でとても申し訳ないですが
ここまで読んでいただきありがとうございました。