竜王戦(シリーズ8) 禁止伝説 メモ
すでにこの手の記事は多いが私自身竜王戦に参加した事もあり、よく見た&気になる禁止伝説のメモ。
文章にする事で改めて整理しようと考えたのだが、3か月続くルールで今後また色々変わりそうなので、どうせなら現段階ではシェアしようと思った。
世代順に、ザシアン、ムゲンダイナ、黒白バドレックス、日食ネクロズマ、イベルタル、ゼルネアス、ジガルデ、カイオーガあたりを今回はメモ。
ザシアン(けんのおう) 92-170-115-80-115-148
分かりやすく単純に強い故に弱点もわりと明確。
ヌオーやメタモンがその筆頭で、メタモンは自身の選出で何とか出来る事も多いがヌオーは結構きつい。
選出で何とかする=ヌオーや、じゃれつくを採用せずにHBサンダー等。
因みに166霊獣ランドの地震だとザシアンをコピーしたメタモンが急所非考慮で50%でしか倒せないので、HB霊獣ランドを使うなら意地HBがおすすめ。
ダイマックスできない性質上ダイマックスしてしっかり強いポケモンと組ませる。
粘土ラプラス+ザシアンはテンプレといっても良い。
壁+意地ザシアンだと自然に相手のメタモンに結構耐性付くのも偉いポイント。
基本的に、巨獣斬とインファイトは確定として、後はワイルドボルト、じゃれつく、かみくだく、剣の舞から選択といった印象。
繰り返しになるが、A+2とはいえ相手のメタモンは耐久と技は割れているので、それをいなせる技構成、選出にする。
ムゲンダイナ 140-85-95-145-95-130
元々一般的な認識は炎技+コスモパワー+毒再生かと思うが、竜王戦が終わり情報が公開された事で、眼鏡持ちのアタッカーや3ウエポン再生も数を増やすと思う。
実際に私はダイマックス砲持ちを使ったが、当時は本当に警戒されなかった。
どくびしや両壁、メテオビーム当たりの開拓も進むかもしれない。
地味に無振りダイマックス砲でD116ムゲンダイナに162から入るので、メタモンに弱くはない。
因みにムゲンダイビームを採用してしまうと無振りでも同上ムゲンダイナに258から入る。
黒バドレックス 100-85-80-165-100-150
ムゲンダイナに強めかつ、単純に火力と素早さが高いのでわかりやすく強い。
実際一定数マッチングしたが、タイプがわりと不遇なのがやはり気になる。
ゴーストや悪が4倍という事で、ミミッキュに当然弱い。
また、イベルタル意識で入ってくるバンギラスに自然と対策されてしまう。
対策不足な格下相手には大体負けない点、地味に補助技が豊富な点は評価できるが、苦手ポケモンに対して有利サイクルを作れる構築を必要としそう。
白バドレックス 100-165-150-85-130-50
トリックルームと組み合わせて使われる事が多い。
これだけだといつものように一点読みで技を受けたり、トリルを貼ったポケモンの前でターン稼ぎをしたりで抗える。
ただ白バドレックスの場合、単体でトリックルームを使える事も意識しておく必要がある。ブリザポスと同じく、イバンの実も警戒が必要。
日食ネクロズマ 鋼・エスパー 97-157-127-113-109-77
当初このポケモンに関する知識が無くて苦労させられた。
無難に強い禁止伝説であるザシアンやムゲンダイナに強めなので、メタ思考かも。
再警戒するべきは、弱点保険。耐久が元々高いうえに特性により弱点技のダメージを軽減できる。
積み技である竜の舞、回復技である朝の陽ざしor月の光も覚えるので、抜きエースにもなれるし、サイクル要因にもわりとなれる。
メテオドライブ、サイコファング、地震、竜の舞、朝の陽ざしあたりが無難。
こう見るとわりと物理に厚いが特殊にもろいポケモンや鋼タイプがきつそうではあるが、一応瞑想や熱風を覚えるため覚えておいた方が良い。
イベルタル 126-131-95-131-98-99
一致ダイジェット、追加効果とオーラ込みの一致ダイアークが分かりやすく強い。
数値が足りていない相手は1匹で勝ててしまう事も多い。
禁止伝説としてはザシアンに弱めなので、対策が必要とされる。
ラッキーやバンギラスが他のポケモンも見られる分かりやすい対策だが、イベルタル側が不意打ちや鋼の翼を覚える事も覚えておく必要あり。
ステロ+珠ダイアーク2発(不意打ち+悪の波動)でBDラッキーがそこそこ落ちたりする。
持ち物の幅をわりと広めで、挑発や羽やすめといった優秀な補助技も覚えるため、文句なしの対策必須ポケモン。
ゼルネアス 126-131-95-131-98-99
伝説戦といえば避けられない一匹。
対策していないと誇張抜きで簡単に3縦される。今作はジオコントロール後にダイマックスもでき、ダイフェアリーで多少状態異常耐性も付く。
使う側の視点だと一応電気技で鋼タイプを強引に削る事はできるものの、やはりザシアンや自身の能力値を上げる関係でメタモンがだるい。
私はどくどく+ラッキーやテッカグヤで見ようとしていて、実際にふつうのアタッカーゼルネアスには負けなかった。
しかし、身代わり+ドレインキッス型に手も足も出なかった+竜王戦後に公開されているので別の処理ルートをまた考え直す事になりそう。
ジガルデ 108-100-121-81-95-95
ジガルデ(パーフェクト) 216-100-121-91-95-85
竜王戦予選前はあまり騒がれていなかったが、結果的にはジガルデで好成績を残した人もいる。予選前と予選後で一般的な評価が激しく変化した一匹だと思う。
元々耐久力がある上にとぐろを巻く、蛇にらみといった優秀な補助技がある。
攻撃技がサウザンアロー1つで困らない=枠を圧迫しない点も高評価。
一応竜の舞でアタッカーも可能だが攻撃種族値は禁止伝説にしては控え目。
受けループを使っていた身としては、来期触ってみたいポケモン筆頭だが、ジガルデの使用率が著しく増えたとしたらミラーが面倒そうではある。
カイオーガ 100-100-90-150-140-90
元祖伝説戦で外せないポケモン。
今作ではスカーフしおふきで拘った後でもダイマックスを切る事で水技以外を打つ事ができる。
ラッキーで簡単に止まったり、貯水/呼び水持ちがいただけでしおふきが打ちにくかったり、先にダイジェットされるとそもそも抜かれてしまう等、弱点は多いが火力は約束されているので考える価値はまだありそう。
素早さに補正をかけないと最速ザシアンをスカーフ下で抜けない点は注意。
他にも禁止伝説は当然いるが、今回はこのへんで。
書いていない禁止伝説だと、ホウオウは意識してもいいかも。
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